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第六回 名字叫王萍鹤(6-7)(2/2)

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仲间には加わったが、彼nVのことはほとんどわからない。そこで、手荷物を调べてみることにした。

「いい服持ってるね。ちょっとした良家かしら」

李秀が服を见ていると、鲁乗が得意そうに声を上げた。

「この砚の里に、何か刻まれておるぞ。会稽の王君へ御息nVの生诞を祝って开元二十五年燕温拝……彼nVの诞生祝い品じゃな」

「となると今年で十八歳か。出身は会稽、姓は王だな」

钢先が颔いて言った。

「ふーん。あたしは开元二十六年だから、あたしの一个上だ。よろしくね」

李秀がにこやかに挨拶した。

「……よろしく」

ほほ笑みにはずいぶん足りない表情で、彼nVが挨拶を返す。

雷先が、ふと思い出して言った。

「会稽の王家と言えば、晋代の书圣?王羲之が有名だな。その縁だろうか?」

しかし当人の王は、何の反応もしていない。

「笔を见れば、はっきりするかも知れんの」

鲁乗が手を伸ばしたが、王はそれを制して言った。

「この笔の名は辉影。私以外の人が触れると、あの力は落ちるわ。それでも良ければ、贷すけれど」

「なんと。それでは意味がないわい」

鲁乗が残念そうに手を引っ込めると、钢先が立ち上がって言った。

「会稽の王羲之は、竜虎山と交流があったらしいから、やっぱり何かの縁かも知れないな。今日はいろいろあったし、休むとしよう」

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